2012-05-10

性的少数者と職場の問題が新聞記事に

○毎日新聞が、従業員としての性的少数者について、かなり詳しい記事。
こちらのブログで年始に予想しましたが、LGBTのダイバーシティ戦略、波が来てる感じです。

□話題:性的少数者 企業が支援/職場で肯定「安心して働ける」
http://mainichi.jp/area/news/20120509sog00m040010000c.html

2012年05月09日

 同性のカップルにも結婚祝い金を出すなど、同性愛者や性同一性障害者などのセクシュアルマイノリティー(性的少数者)を認知し、サポートする取り組みが一部の企業で始まっている。性別や国籍、宗教などにとらわれず、多様な人材が活躍できる環境作りを進めることで組織活性化と競争力アップを図る意識改革「ダイバーシティ」の一環と位置づけられている。専門家は「性的少数者に理解がある企業は少ない。当事者は自身の存在が職場で肯定されるので安心して働ける」と評価している。

 ダイバーシティは米国などの企業を中心に生まれた概念で、英語で「多様性」を意味する。国内では日経連(現・経団連)が00年に「ダイバーシティ・ワーク・ルール研究会」を作り、企業にも取り入れる動きがあったが、多くは女性の活用がメーン。性的少数者を巡る動きはほとんど見られなかった。

 そうした中、日本IBM(東京都中央区)が04年、性的少数者を巡る職場環境を考えるための委員会を設立。参加した性的少数者のメンバーと人事担当者が協議し、性的少数者が抱える悩みをメールで相談する窓口の設置や勉強会の開催につながった。会社側は昨年4月、結婚祝い金の対象を同性カップルにも拡大し、パートナーの親族が死亡した際に忌引を申請できる制度も検討中だ。

 委員会のリーダーを務める男性社員(50)は同性愛者であることを社内で秘していたが、委員会でカミングアウト(告白)し「自分自身を肯定できるようになった」という。同業他社から昨年転職したメンバーの男性社員(34)は「性的指向をオープンにできることは働く上で大きな心の支えだ」と話す。

 ゴールドマン・サックス証券(東京都港区)は08年、性的少数者に対する理解を深めるため、性的少数者が傷つきやすい言葉などを説明する会議を開催。10年からは性的少数者の学生を対象にした会社説明会も開き、会社としての取り組みを説明している。

 野村証券(東京都中央区)はホームページに会社の行動指針として「社員が性別、国籍、年齢、性的指向などのバックグラウンドの違いにかかわりなく、相互に価値観を尊重」と明記している。

 中京大の風間孝教授(社会学)は「性的少数者であることを職場で知られないようにエネルギーを使ってストレスを感じている人は多い。もっと多くの企業が性のあり方が多様であることを認識し、研修などの取り組みをするべきだ」と話している。【遠山和宏】

2012-05-02

ゲイ、レズビアン向けの旅行先ランキング

○アメリカの旅行サイトが、ゲイ、レズビアン向けの新婚旅行先のオススメ国、地域を掲載。同性婚出来る州が増える、ということは、ハネムーン需要が増えるということ。

ゲイ、レズビアン向けという要素をまとめると、以下のような感じ。
・同性婚ができたり、ホモフォビアがキツくない、安全な国
・リベラルか、もしくは、ゆるい地域性
・同性愛者が歓迎されるホテルがある
・いいワインがある
・同性愛者向けの観光地がある

目的地としての日本はどうでしょう?わりと安全な国だと思いますが、ゲイ・フレンドリーで気持ちよく過ごせるホテルがあるかというと…そこは開発が必要かと思います。

□The Top 10 LGBT Honeymoon Destinations

http://www.huffingtonpost.com/mobileweb/jeremy-bryant/lgbt-honeymoon-destinations_b_1460560.html?ref=tw

1 コスタリカ
のんびりした、ゆるい空気が最高。

2 マウイ島、ハワイ
カウアイ島は静か、オアフ島は賑やか、マウイ島はその中間位でちょうど良い感じ。

3 バンクーバー&トロント、カナダ
カナダは同性婚ができる国。リベラルな雰囲気で、安心して旅行できますよ。

4 プエルト・バリャルタ、メキシコ
ゲイ向けホテルが充実。

5 ケープタウン、南アフリカ
同性婚ができる南アフリカ。ビーチもワインもある。

6 ナパ&ソノマ、カリフォルニア
ワイン!だそうです。

7 シドニー、オーストラリア
マルディ・グラが開催されるゲイ・フレンドリーな街。ゲイ・タウンもナイトライフも充実。

8 ラスベガス
ゲイ・フレンドリーで有名なホテルが沢山あるそうです。

9 バルセロナ、スペイン
スペインは同性婚ができる国。ゲイ向けビーチも近いからバルセロナ。

10 カリブ諸国
いろんな国があるけど、LGBTフレンドリーで反同性愛法がない国の方が安全だよ、とのこと。

2012-05-01

東京レインボープライド2012 の協賛企業

○2012/04/29に行われた、東京の新規団体によるパレード。「参列2500人、沿道併せて4500人以上!」だったそうです。協賛企業が興味深かったのでご紹介。確かに外資系が多いですが、岐阜のベーグル屋さんが入っているのが面白いですね。ちょっと買ってみたい。。

□東京レインボープライド2012 ご協賛者一覧(順不同)
>注釈

http://tokyorainbowpride.jp/sponsor/

特別協賛

グラン マルニエ
>フランスのリキュール、日本販売はMHDモエヘネシーディアジオ株式会社

ベルヴェデール
>ポーランドのウォッカ、日本販売は同上

Audi
>ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲングループ、日本販売はアウディ・ジャパン

Red Bull Energy Drink
>オーストリアの栄養ドリンク、日本販売はレッドブル・ジャパン

エルクアトロギャッツ
>大垣市のベーグル店、楽天市場でも販売

協賛
ocoge商会
>?
ジョルジオ・アルマーニ
>イタリアのファッションブランド

後援
ヒューマン・ライツ・ウォッチ
>アメリカの人権擁護NPO、日本代表は土井香苗氏
東京都福祉保健局


□パレードスタッフへのインタビュー記事から、企業との関係を語った部分

ゲイとレズビアンが誇りをもって輝く日 4.29(後編)
http://a.excite.co.jp/News/bit/20120428/E1335512765830.html

(抜粋)
従来の枠から抜け出せないという現象は家庭にだけ留まらない。企業も同じ問題を抱えている。

「米『フォーチュン』誌の世界トップ企業100社のすべてが今年からLGBT差別撤廃を謳うようになりました。それに対して日本の企業で明言しているところはわずかです」

このことは今回のイベントの協賛スポンサーからも見てとれる。グラン マルニエ、アウディー、レッドブル、ジョルジオ・アルマーニ、並ぶ名前はほとんど外資系だ。

「外資系企業に話をしにいくと『ああ、プライド・パレードね』とすぐに話が通ずるのですが、日系企業はどこも門前払いでした」

世界ではLGBTに対する理解があるかないかで「ソフィスティケーション(文化的洗練度)」が計られることもあるというが、実は文化や人権の問題だけでもない。

ある調査によると、LGBT市場は年間6兆6千億円にも及ぶという。国内酒類の市場規模がおよそ6兆円ということからも、いかに大きなマーケットかは想像がつく。

高度経済成長時代の成功体験が強烈だっただけに日本企業は既存の枠からなかなか飛び出せず、この宝の山さえも門前払いしてしまっている状態だ。しかしダイバーシティー(多様性、多様な価値観)を受け入れずには新たな成長が見込めないのは間違いない。

だとすれば多様性に対する許容は日本全体の問題でもある。


□ベーグル屋さんの特設ページ

楽天市場6年連続1位のベーグル屋がパレードを支援するワケ。
http://tokyorainbowpride.jp/bagels/

楽天市場パン部門で6年連続売上1位に輝く岐阜県大垣市のベーグル屋「エルクアトロギャッツ」。28歳にしてブランドを立ち上げ、年商約3億円までに育て上げた河瀬麻花さん(37)が、初めてセクシュアルマイノリティと出会ったのは、ニューヨークだった。

「ニューヨークでは、人と違うことが当たり前。人種、宗教、セクシュアリティ・・・それぞれが自分の生き様に誇りを持ち、風を切って歩いている。自由で、元気がよくて、人懐っこくて、でも媚びてない」

一方で、現地で友人の日本人バイセクシュアルカップルが同性結婚をした際、その両親がもらした「犯罪者の娘をもったような気分だ」という言葉に衝撃を受けた。「日本は『常識』とか『普通』という枠にはめられた人達が多すぎる。そのことに気づいてなくて、枠にあてはまらない人たちに対して、非難したりする」。

自身にも覚えがある。東京の大手商社に派遣社員として勤めていた時、ストレスで抜け毛がハンパじゃなかった。「部長や課長という肩書きが付くだけでなぜあんなに偉そうなのか」。息苦しい人間関係。空気を読んで萎縮するしかない毎日に、心が折れた。

半年間のニューヨークでの生活で、毎日のように食べていたベーグルは彼女にとって自由と寛容の象徴。

ベーグルの穴のように、風通しの良い社会になってほしいんです――。

2012-04-19

アルファ・ロメオの動きに注目

○アルファ・ロメオのLGBT向け広告費、今年はどの位なんでしょうね?費用対効果をどう計測するのか、興味深いです。
昨年から継続しているのは、可能性があるとふんでいる、ということかなと思います。
ちなみに、自動車メーカーがLGBTコミュニティに向けてアピールするのは、スバルがアメリカでやった戦略を思い出します。どちらも市場での後発メーカー。

□アルファ・ロメオがLGBTをサポート
2012.04.19
http://www.autocar.jp/newsjp/2012/04/19/4884/

フィアット ブループ オートモビルズ ジャパンは、日本各地のカフェやレストランが参加するLGBTを応援する輪を拡げるプロジェクト「Welcome! Cafe Project」を社会貢献の一貫としてサポートすると発表した。

このプロジェクトは、特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズが 4月26日より展開する、Facebook を活用した参加型プロジェクト。アルファ・ロメオは、「LGBT も、そうでない人も。ひとりでも、友達や恋人といっしょでも。みんなをあたたかくお迎えし、一人ひとりに自分らしく戻れる時間と空間を提供したい!」という「Welcome! Cafe Project」のコンセプトに賛同するカフェを応援して、LGBT がより暮らしやすく、より自分らしい人生を楽しめるような社会づくりを支援するというもの。

具体的には、より多くの方にこのプロジェクトを知ってもらうために、参加しているカフェ、レストランを応援し、お気に入りのお店を選んだ方に抽選でイタリア・ペア旅行券やアルファ・ロメオ特製ワインなどをプレゼントする「Best Welcome ! Cafe Contest」を実施する。

アルファ・ロメオは昨年、一人ひとりの「個」にフォーカスした「Capture your Identity」をテーマに、LGBTが広い視野をもち、地域社会と関わりながら豊かに暮らしていくことをサポートする団体、特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズとともに、LGBTフレンドリーな社会を目指すコラボレーション・プロジェクトを実施した。2012年も同様に、「Welcome! Cafe Project」の企画運営を行う同団体とともに、「Be yourself」というテーマのもとLGBTを応援する活動を継続しくとのこと。

※LGBT=レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーといったセクシュアル・マイノリティの総称。

2012-04-19

LGBTが選ぶ航空会社

○LGBTマーケティングに取り組んだ航空会社が、LGBTコミュニティの支持が得られたよ、と、ニュースリリースを配信。

□スカンジナビア航空、同性愛者などLGBTが好きな航空会社に選出される
http://flyteam.jp/news/article/9940
2012/04/18

スカンジナビア航空(SAS)はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)が選ぶ最も好ましい航空会社に選ばれました。イギリスのLGBTメディアが開催したオンラインでの7万件の投票から決まりました。これまでにもニュージーランド航空、アメリカン航空、ジェットブルー航空、ラン航空、ヴァージン・アメリカ/ヴァージン・アトランティック航空などが選ばれています。

SASはLGBT利用者に向けて約2年前から本格的にマーケティング活動を開始。機内で同性カップルの結婚式の開催したことなどが評価されたようです。
プロフィール

Author:bee
欧米で活性化しているLGBT関連ビジネスを、日本でも広げたいと思っています。
が、自分だけでは時間もお金も足りないので、思いついたアイディアを公表して、できる人にやってもらおう〜という主旨のブログです。
あくまで単なるアイディアですので、実行する場合は自己責任でお願いします。
もしアイディアが実現したら、ご連絡頂けると嬉しいです。

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