2008-04-29

『ラスト・フレンズ』、好調の様子

○メインキャストの一人がレズビアンかトランスジェンダー(?)のドラマ、フジテレビの『ラスト・フレンズ』、出だしは非常に好調のようです。

視聴率は放映済みの1〜3回で、それぞれ、13.9%、15.9%、15.6%。同じ番組枠の前回のドラマ『鹿男あおによし』が、平均視聴率 9.9%だったことと比べると大健闘と言えるのでは。藍田美知留役の長澤まさみと、岸本瑠可役の上野樹里が並んで写っている写真を表紙にした雑誌がいくつか書店に並んでいるので、もうそれだけでニコニコしてしまいます。

『ラスト・フレンズ』の放送は、春ドラマなのでおそらく6月まで。その後、おそらくDVD発売になるでしょう。最近は割とすぐにDVD化される傾向なので、発売のタイミングが夏のLGBT関連イベントと重なりそうです。ドラマがこの調子で好評なら、オリジナル脚本ですから、番組終了後に書籍化される可能性もありますね。

7月 東京の映画祭、8月 東京のパレード、9月 札幌のパレード、10月 関西のパレード。このドラマで日本のLGBTの可視化に大きく貢献した上野樹里さん、是非どこかのイベントでお会いたいと思います。今から、DVDか書籍の宣伝の一環で、スケジュールに入れるよう働きかけることはできないでしょうか?

上野樹里さんが参加してくれたら、それだけで芸能関係のマスコミ(スポーツ紙と週刊誌)もやってくるので、LGBTイベントの宣伝にもなって、もう本当に素晴らしいーと思うのですが。

2008-04-23

LGBT情報の取り扱いに企業姿勢をみる

○企業と人権について、考えさせられるような事件が続いています。

>子ども向けのパソコン、携帯電話の閲覧制限(フィルタリング)に、「同性愛」が含まれている。
・・・「自分がそうかもしれないと悩む子どもたちが、LGBTに関する正確な知識を得ることができない」としてLGBT当事者たちが抗議活動中。

>こちらのサイトからもリンクさせて頂いている『フツーに生きてるゲイの日常』で紹介されていた、国内のLGBT活動に関する貴重なYouTube映像が、YouTube側のアカウント停止処置により視聴できなくなっている(映像の検索用タグに、ジャニーズ事務所タレントの名前が記載されていたことが問題になったらしい)。
・・・YouTubeは、google傘下になりましたね。「googleの検索リストからはずされることは、ネット上での死を意味する」という言葉を思い出しました。

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(2006/04)
佐々木 俊尚

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>右翼団体の抗議活動を怖れて、映画『靖国』の上映中止が相次ぐ。
・・・このニュースが話題になり、かえって上映館は増えた様子ですが。

>カナダの「iTunes Music Store」、ストアからホモフォビックな楽曲排除。
・・・これはこちらのニュースから。
http://gayjapannews.com/news2008/news56.htm

米アップルコンピュータ社が運営するオンライン・ミュージック・サービス「アイチューンズ・ミュージック・ストア(iTunes Music Store)」のカナダ向けオンライン・ストアから、反同性愛的な歌詞を含む数曲が排除された。カナダのLGBT団体Egaleと、反同性愛的楽曲に反対する「ストップ・マーダー・ミュージック(Stop Murder Music)」の働きかけにiTunesが応じたもの。7日、Xtra.caが伝えた。

オンライン・ストアから姿を消したのは、同性愛者を殺すよう呼びかける歌詞を含む、レゲエ界の有名アーティストのブジュ・バントン(Buju Banton)、エレファント・マン(Elephant Man)、TOKの楽曲。

Egaleとストップ・マーダー・ミュージックは今年1月、iTunesに対し、ホモフォビック(同性愛嫌悪的)な楽曲をオンライン・ストアから除去するよう文書で要請。同性愛者への暴力を促しているとして具体的に3つの楽曲名を挙げ、iTunesはこれらすべてを除去。

iTunesの判断により、3曲に加え、ホモフォビックな歌詞を含む楽曲の入ったすべてのアルバムも姿を消した。

ストップ・マーダー・ミュージックのアキム・ラーチャーさんは、「iTunesは、ホモフォビックな音楽を排除することで、会社としての責任を果たした」と述べた上で、「カナダとカリブ海諸国のLGBTコミュニティにとっての勝利」と決定を評価。Egaleによると、iTunesの他、HMV、Amazon.ca、アーチャムボルト社にもホモフォビックな楽曲の除去を求めている。

昨年、ストップ・マーダー・ミュージックは、オンタリオで行われる予定だったエレファント・マン、ケイプルトン(Capleton)、ビーニー・マン(Beenie Man)、シズラ(Sizzla)らによるライブを中止に追い込んだ。

ビーニー・マン、シズラ、ケイプルトンはストップ・マーダー・ミュージックとの間で、ホモフォビックな歌詞を含む楽曲を歌うことを止め、同性愛者に対する暴力に反対するとの合意書を交わしている。(翻訳・編集 ゲイジャパンニューススタッフ) © GayJapanNews All Rights Reserved

===

○LGBT情報の取り扱いで、企業の姿勢が見えますね。

>「同性愛」というフィルタリング項目は明らかに差別的。人権意識が低すぎます。フィルタリングをするのであれば、同性愛、異性愛を問わず、「出会い系」や「エロサイト」等の規制で足りるはず。人権問題として、国の人権局が指導に入るべき事項なんじゃないかと思います。

>YouTubeアカウントの停止は非常に一方的で恐ろしくさえありますが、残念ながら、タレント事務所側、google側が、個々の事例に応じた判断をするのは、時間の制約もあり困難でしょう(知的財産権を侵害する画像や映像がWEB上にあふれている状況ですから、機械的な対応になるのも理解できます)。
このケースは、LGBT情報がどうこうというわけではないので、なんかもやもやはしますが、『フツーに生きてるゲイの日常』で掲載されていた映像のLGBTにとっての重要性を考えると、今回は、何よりもまず一刻も早い復旧を望みます。

>右翼や宗教団体等のターゲットに、日本のLGBT活動が入ることが心配です。LGBTの可視化に伴い、反動も大きくなるはずですから、日本のLGBT活動もそのリスクを考えに入れることがこれからは必要でしょう。(すでに、都城市の男女共同参画条例制定時には、宗教団体を母体とする「世界日報」というメディアが、ホモフォビックな記事をWEBで配信しましたし、関西レインボーパレードが右翼のパレードと日程が重なったさいには、警察が、時間をずらす等、トラブル予防の対応をしたそうです。)
しかし、過激でグロテスクな反動があることで、初めて社会が差別の存在に気付く効果も期待できます。欧米のLGBT活動の、反動も利用しちゃうしたたかさ&メディア受けするチャーミングさは、素晴らしいです。ロシアのLGBTパレードが保守派の攻撃にあった映像が海外メディアで取り上げられていましたが、若くハンサムな青年であるパレードの代表が、スキンヘッドの集団に襲われて、頭から血を流す映像・・・これが視聴者に何を語るのか、どっちに共感する人が多いのかは明白です。
そういう意味でも、来週のNHKのゲイ/レズビアン特集への反応が、非常に楽しみです。ポジティブなものもネガティブなものも、どんどん来てーと思います。

>企業の社会的責任として、人権的に問題のある商品を販売しないということは、これから必要になる配慮でしょう。例えば、途上国の児童労働によって製造された商品は置かない、ということと同じだと思います。
しかし、音楽という表現に関わる商品ですので、「表現の自由」との綱引きで、どこで線を引くかは問題になると思います。今回のケースとは逆に、フィルタリングのケースのように、LGBTに関するポジティブな情報が遮断されてしまうこともあるのですから。「どんな作品でも取り扱う、それを選ぶかどうかが消費者の判断」という企業も、当然、あっていいいと思います。

私は、どんな商品を売るかは個々の企業の判断、だがその取り扱いの基準は明示すべきじゃないかと思います。その基準が気に入らなければ、今回のように抗議したり、ボイコットすればいいだけのことで、WEB上では代わりの商店もすぐに見つかるし、何だったら自分で販売することもできちゃうのですから。その企業のポリシーを消費活動によって判断するのは、最終的には消費者、つまり一般市民ということになるでしょう。

しかし、難しいのはグローバルに活動している企業ですね。世界には、LGBT差別が違法な国もあれば、LGBTであることが違法な国もあるわけで。国別に対応するというのもアリですが、手間がかかりますし、先進的な国からはそのダブルスタンダードを非難されるでしょう。AMAZONなんかがどうしているのか、気になるところです。

2008-04-19

NHKのゲイ・レズビアン特集への反応

○以前ご紹介した、NHKの福祉情報番組「ハートをつなごう」における、ゲイ/レズビアン特集。
番組ホームページに予告編映像が出ています。出演者の笑顔と職業を紹介したもので、明るくて自然体で、非常にいい感じです。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/

紙面でNHKや他のメディアをバンバン批判したり、映画『靖国』騒動のきっかけとなった「反日」記事を掲載したりする、いわゆる右派メディアの「週刊新潮」が!現在発売中の紙面で、この番組の宣伝としか思えない記事を2ページにもわたって掲載しています。NHKが教育テレビで同性愛の問題を扱うのは画期的、という評価です。私もそう思います。

画期的といえば、NHKには番組放送前から70通を越えるメールが来ているそうで、これもそうそうないことなんだとか。すでに一部が紹介されていますので、是非こちらも、多くの方に読んで欲しいと思います。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/message/05_list.html

2008-04-19

ゲイ市場のコンサルティング会社(英国)

○東京新聞が、新書『ゲイ・マネーが英国経済を支える!?』に刺激された(?)記事を掲載しました。

■海外エコノメール イギリス発:同性愛者に企業熱視線 高収入、消費動向探れ
2008年4月17日(朝刊)
(以下、一部抜粋) ― 英政府は同年、同性愛者の数を全人口の6%、三百六十万人とする推計値を初めて発表した。同性愛者市場を調査している「アウト・ナウ」によると、その年間所得の合計である「ピンクポンド」は七百億ポンド(約十四兆円)以上。大手銀行の調査では、英国のゲイの男性の年収は全国男性平均の約一・四倍で、旅行や衣服、家具、音楽などによりお金をかけるという。 ―


○記事で紹介されている「アウト・ナウ」は、同性愛者をターゲットとする企業に向けて、コンサルティングサービスを提供している会社。ホームページの企業紹介部分を抄訳してご紹介します。


Out Now

「アウト・ナウ」のクライアントには、グローバルな大手企業がずらりと並びます。ざっと見て、すぐに業種が分かる企業だけ挙げてもこんな感じです。これは儲かってそう。。。

>旅行・航空
Air New Zealand ニュージーランド航空
Qantas Airways カンタス航空
French Government Tourist Office フランス政府観光局
Austrian National Tourist Office オーストリア観光局
KLM Royal Dutch Airlines オランダ空港
British Tourist Authority イギリス観光
Lufthansa German Airlines ルフトハンザ航空

>自動車・電機
Toyota トヨタ
Volvo ボルボ
Sony  ソニー

>金融
Citibank シティバンク
Zurich チューリッヒ
National Australia Bank オーストラリア銀行

>情報通信
IBM アイ・ビー・エム
Cable & Wireless Optus ケーブル&ワイヤレス
Time Inc Magazines  タイム・マガジン


提供しているサービスメニューは、以下の5種類。

>Strategic consulting ゲイ、レズビアン市場を攻略するための戦略コンサルティング
>Research 自社運営のウェブを使ったアンケート調査で、継続的にイギリスのゲイ男性の嗜好を把握
>Training 従業員教育、特に同性愛者顧客の満足度を高めて売り上げを最大化することを目指す
>Public relations 広報、同性愛者コミュニティに向けた繊細な情報発信を支援
>Advertising 広告、ゲイ顧客に向けた広告作成、ブランドイメージ向上を支援


○同社のサービスを見てみると、以下のような仕組みになっているのかと思います。

コミュニティからの信頼>アンケート調査で質・量とも有効なデータを得られる>同性愛者市場への深い理解>戦略コンサルティング、広報支援、広告作成、従業員教育ができる>その結果、コミュニティが得をする>コミュニティからの信頼が増す>アンケート協力者が増える>ますます同社の強みが強化される・・・

つまり、同社の力の源泉は、継続的に続けているウェブ上のアンケート調査(イギリスのゲイ男性に対象を絞っているのもポイント)と、その中で築いたゲイ・コミュニティとの信頼関係につきるのではないかと。

ウェブ上のアンケート調査なら、日本でも真似できそうな気がしますが、イギリスよりもクローゼット度合いが高い日本で、協力者をどうやって集めるかが課題かと。HIVに関するアンケート調査でも、確か協力者は数千人だった気がします。アンケートに協力したら最終的に自分が得をすることを、小さくてもいいので目に見える形で示せたらいいですね。


○最後に、同社の支援による広告例。

フランス観光局


ルフトハンザ航空1


ルフトハンザ航空2


抜け毛対策?

2008-04-18

世論を変える(戦略的に!)

○どれだけのYESが必要なのか?

ある国におけるLGBTの人権の確立度合を見るときに、分かりやすい指標として「同性パートナー制度ができているかどうか」ということがある。

法律ができている、ということは、大雑把に言えば、国会議員の半数以上が同性パートナーにYESと言っているという事、ひいては、その国会議員を選ぶ世論の半数以上がYESと言っている、ということだろう。

実際に同性婚がOKになっている国、カナダやスペインでは、世論調査の結果は半数をギリギリ少し越えるくらいのYESだ。カナダは前回の政権交代で保守派が首相をとり、同性婚の見直しがあるかもということが話題になったくらいなので、世論は本当に拮抗しているのだろう。それでも半数を勝ち取ったら、法律はできる。欧米のLGBT活動家たちの目標は、半数を越えるYESをとることだったのだろうと想像する。

日本の場合は、もうちょっとハードルが高いように思う。世論の過半数がYESでは、まだ足りないだろう。感覚的には、少なくとも3分の2の世論を味方につけないと、法制化は難しいように思う。

なぜなら、多くの日本人の判断基準が、自分がどう思うかより、社会的にどう思われているかが優先する傾向があるからだ。街頭インタビューなんかでよく聞く、「自分はいいと思うけど、世間が許さないのではないか」というアレだ。これを「世間の見方も変っているし、自分もいいと思うよ」に持っていくことが、日本のLGBT活動の長期的な目標になるのではないか。・・・これは結構大変だ。


○人の意識を変えるための方法論、がある

ビジネスの世界では、社内改革やM&Aの時に、意識改革とかチェンジ・マネジメントとか言われる手法を使う(会社によって用語はまちまち)。これは、システムや作業手順ではなく、人間の気持ちを変えることに焦点を当てた手法だ。これがLGBTの権利獲得に向けたアプローチに参考になるのではないだろうか?以下、そのエッセンスをご紹介。
パレードや映画祭などのイベントや各地の研究者による調査が、それぞれどの段階におけるアクションなのかを意識して、お互いが有機的につながっていくと、より効果を上げられるんじゃないでしょうか。


変革への心理的阻害要因と、チェンジ・マネジメントのアプローチ

Not Knowing(情報不足)・・・全体のプランの立案、コミュニケーション戦略の立案と実施

Not Able(スキル不足)・・・リーダーの養成、チームでの能力開発

Not Willing(モチベーション不足)・・・組織文化との調和、評価制度とのリンク(動機付け)


■個人の変革へのコミットメント(参加意識)をサポートする

無意識(知らない)

問題意識(気付き)

参加意識(体験する、採用する)

当事者意識(慣習化、内面化)


■プロジェクトの進め方

1、現状分析・・・仮説作成>仮説を小規模な調査で検証>本格的なアンケート、インタビュー>ワークショップ等により変革に向けた阻害要因を見つける

2、変革ビジョン作成・・・最終目標と照らし合わせて、変革方針の明確化、数値目標の設定

3、変革戦略・計画の策定・・・変革のための人員を確保し、具体的な実施計画を策定する(各段階で考えられるリスクも抽出する)>チームのリーダーを選び、リーダーを教育する

(以下、4〜8は必要に応じて選択的に実施)

4、コミュニケーション・・・必要な情報を明確化し、情報共有できる環境を整備する>定期的な調査の実施>奨励イベントの実施

5、リーダーシップ・・・リーダー層への調査>ワークショップの実施>責任の明確化>報償イベントの実施

6、人材教育・・・個人、チームの調査>目標との差異分析>人材教育プログラムの策定、実施

7、人事制度、組織体制・・・変革方針と現状の制度の差異を分析>変革方針にそって制度を修正>人材の新規採用や再配置

8、組織文化・・・組織文化の変化を調査>目標との差異分析>組織文化の変革計画を策定>組織文化の変革イベントの実施

2008-04-11

飢えに気付く 『ラスト・フレンズ』第1話

○昨日、フジTV系列のドラマ『ラスト・フレンズ』の第1話が放映されました。

第1話 誰にもいえない悩み DV、妊娠、禁断愛
ラスト・フレンズ 公式サイト

配役もシナリオも期待以上にいい感じです。寝ている藍田美知留(長澤まさみ)に岸本瑠可(上野樹里)がキスするシーンがあるのですが。ショートカットの上野樹里、めっちゃイイです!うっとりです。(これは個人的な感想)

mixiのラスト・フレンズのコミュニティでも、総じて上野樹里の人気が高く、現時点ではキャラクター別のコメント数でダントツです。LGBT当事者とカミングアウトしてのコメントもあるのですが、異性愛の男女と思われる視聴者からも好評で、この受容度の高さには驚きました。女性同士のキスって、ドラマのターゲットとされているような10代、20代には、もうあまり違和感なく受け入れられているのかもしれません。キス以上だったらどうなのかとか、男性同士はどうなのかとかも気になりますが、これは今後の展開と視聴者の反応を見守りたいと思います。

岸本瑠可がレズビアンなのかFTM(女性から男性へのトランスジェンダー)なのかはまだ明かされていませんが、LGBTが民放の連続ドラマの主役級で、非常にポジティブに描かれるのは、おそらく金八先生の上戸彩以来のことかと思います。上戸彩が多くの人の共感を得て世論を動かしたからこそ、GID特例法の成立があったわけで。『ラスト・フレンズ』も、視聴者がLGBTへの共感を持ってくれるようなドラマになることを切に願います。

しかし、内容が良かっただけに、第1話のタイトルはいろんな意味で残念でした。「誰にもいえない悩み DV、妊娠、禁断愛」ですから。

まず「禁断愛」って、今さらそれはどうなのか?禁断って、欧米で同性愛が違法だった(いわゆるソドミー法ですね)オスカー・ワイルドとかの時代のことを指すのでは。同性愛は多くの国ではもう違法ではなくなっているし、まだ違法としているイスラム圏などの国々は人権侵害国家として国際機関から名指しを受けています。法的な問題でなく、倫理的に許されないという意味で使っているとしたら、もうセンスが古いとしか言いようがありません。
LGBT当事者がこのタイトルを見てどう思うか、制作者サイドは是非考えて欲しいと思います。視聴者のなかには当然、一定数のLGBTがいるという認識の欠如が、ここにはっきりと見てとれます。きっと特に熱心な視聴者層なのに、味方につけるよう意識しないのはもったいない話です。(おそらく、脚本の浅野妙子さんは、LGBT層も意識しているでしょう。『神様、もう少しだけ』でHIVについて書き、『大奥』がゲイの支持を得た方ですから。期待しています。)

そして、DV、妊娠、禁断愛は「誰にもいえない悩み」じゃありません。そう思って悩んでいる人が多いから敢えてのこのタイトルなのかもしれませんが。DVや妊娠のことなら、各地域の女性センターで相談に乗ってくれるし、一時避難のためのシェルターも整っています。(公式サイトにもDV相談窓口が紹介されています)禁断愛、、、LGBTに関する悩みも、当事者団体が相談電話をしています。
せっかくですから、このサイトで相談窓口を紹介するよう働きかけてみてはどうでしょう?一時的にはイタズラ電話が増えちゃうかもしれませんが、窓口があるということを本当に悩んでいる人に伝えるには有効なのではないかと思います。


果たして岸本瑠可はレズビアンなのか、FTMなのか?FTMは上戸彩がもうやってるから、TV的に同じパターンはしないだろうとすれば、レズビアンなんじゃないかと思うのですが、他の女性が使っている女子更衣室に入らないというシーンもあったりして、FTMっぽくもあり。まだ分かりません。

こんなことがとっても気になるのは、LGBTが主役の物語に、本当に飢えているんだなあとつくづく感じます。『Lの世界』や『ブロークバック・マウンテン』では、まだまだ足りない。日本のドラマや映画に、LGBTがもっともっと登場することを願います。

2008-04-07

LGBTが気持ちよく医療を受けるために

○最近、医師やカウンセラーの友人のお世話になることが多くて、大いに助かっています。花粉症やらパートナーとの問題やら、自分のセクシュアリティを隠さずに安心して話が出来るのは心強い限りです。

私はたまたまLGBT当事者の医療従事者と知り合いだったのですが、考えてみれば、なにも当事者じゃなくても、偏見なく、適正な医療サービスを提供してくれるならそれでいいわけです。そうした意味で、この本は医療従事者には是非読んで欲しい1冊です。

LGBTは人口の数パーセントなのですから、どの病院の患者さんの中にも統計上「必ず」いるはずです。よりよい医療サービスを提供するために、各病院に必携!ではないかと思います。

医療・看護スタッフのためのLGBTIサポートブック医療・看護スタッフのためのLGBTIサポートブック
(2007/03)
藤井 ひろみ

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プロフィール

Author:bee
欧米で活性化しているLGBT関連ビジネスを、日本でも広げたいと思っています。
が、自分だけでは時間もお金も足りないので、思いついたアイディアを公表して、できる人にやってもらおう〜という主旨のブログです。
あくまで単なるアイディアですので、実行する場合は自己責任でお願いします。
もしアイディアが実現したら、ご連絡頂けると嬉しいです。

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